作業効率や作業の質も比較しよう!

引越し業者の選び方で、まず知っていただきたいのは、
はじめから単に安いというだけで業者を決めてしまわないことです。

たとえば、もし、新居への搬入が終わったのが、休日の夜7時だったらどうしますか。
明日から仕事や学校があったり、あるいは家事が忙しかったりするのなら、
のんびり整理する時間はありませんよね。
早く元の生活を取り戻すためにも、引越しの終了時刻は意外と重要です。

こうした効率を確認する意味で、終了時刻の目安、
スタッフの予定人数、トラックの大きさなども確認しておくとよいです。



また、意識の低いアルバイトスタッフばかりが集まって、
荷物を乱暴に扱ったり、ちょっとしたお願いにもイヤな顔をされたら、
気持よく新居でのスタートを切れませんよね。
繁忙期はある程度のアルバイトスタッフが入ってしまうことは避けられませんが、
当日のスタッフはどのような構成になっているのかなども、
ちらっと聞いてみると参考になるかもしれません。
なお、万が一、荷物の破損、紛失があった場合の対応なども確認しておきましょう。


引越しの見積りは、複数社で比較するのが鉄則です。
とにかく1社だけで決めてしまうのが、引越し業者の選び方で最大の間違い。
あとで失敗したと感じてしまう原因です。

業者の方としては、複数社で比較されてしまうと、
最終的には一番安い業者の料金に合わせるしかありません。
だから、まずはサービスの質からじっくり判断しましょう。

それには、引越しの一括見積もりを利用するのがおすすめです。
これは、自宅のパソコンから、簡単な引越し情報を打ち込むだけで、
最大10社から見積もりをしてもらえるというもの。

あとは、先ほどのように比較をして、気になる業者と交渉をするだけ。
たったこれだけで、料金が安く、かつ質も高い業者を見つけられるわけです。


引越しの一括見積もりはこちら。

最終的に、どこかと契約してもしなくてもお金は一切かかりません!
見積りをくれるのは、誰もが知っているサカイや、アリさん、アート引越センターなど。
加えて、地域密着でやっている中小業者も。
じっくり比較して、最も良い業者を選びましょう!

体験談! 私が引っ越し業者を決めた理由

これまでに2回引っ越しをしました。一度目は奈良から横浜。そのときは会社側の事情(というか単なる転勤命令)だったので、引っ越し費用は会社持ちでした。当然引っ越し業者も会社指定のところだったので、見積もり比較などは必要なく、指定した日に担当の人に来てもらって、どれだけ運び出す必要があるのか、段ボールやガムテープなどはどれくらい必要なのか、引っ越し日時の打ち合わせなどをしました。結局、かかった費用がどれだけかもよくわからないような状態ではありましたが、さすが大手の引っ越し業者さん、プロだな、という仕事っぷりで、スムーズに新しい転居先へ移動することができました。

さて、2回目。これは自己都合。マイホームを買ったからという理由の引っ越しだったため、当然会社が費用を持ってくれるわけはなく、今度は本格的に色々調べて、見積もりも複数出してもらおうと気合い十分でのぞみました。が。結局1カ所に来てもらって、それで決めてしまいました。1回目と同じところです。というのも、担当の方が気持ちよい対応だったということ。たまたま1回目の引っ越し後も使い続けていた段ボールが、目に留まるところにあって、「あ、うちで引っ越ししたことがあるんですね!」「そうなんです」「そうなんですか!じゃあサービスします!」。

今から思えば特に業者からサービスがあったのかなかったのかよくわかりませんが、そのときは勢いで「サービスしてくれるならお願いします」と即決。ま、信頼性もありましたからね。結果として、特に問題もなく、満足のいく引っ越し、できました。

体験談2 引越しは人生に重なる。父と母の家の2箇所を回って晴れて一緒に

私は引越し経験回数が多い方だと思っていますが、実は母もそうだ、ということにふと気付きました。母は結婚してから父の家に今でもずっと住んでいるので、引越しなどしたことがない人のような気がしてしまうのですが、結婚前はかなり動いていました。
出身は新潟県ですが、父親を早く亡くしたことで母親(私の祖母)は否応なく働くことになり、今のように保育園などそんなになかったのではないかと想像しますが、当然娘である母は祖母が働いている間は誰かにみてもらわなければならない訳で、おばあちゃんや親せきを頼ることになりました。成長と共に、住む場所が転々と変わったそうです。

まずは県内各地を巡り、母子で身を寄せていたおじさんが新潟から埼玉に転勤になれば一緒についていったし、今度は千葉に住むおばさんの家に入ったり。祖母の仕事が安定した時、晴れて都内に二人で住む家に引っ越し、そこで父のもとに嫁ぐまで暮らしたんだとか。その時は、まず父の家でトラックに荷物を積み込み、次に母の住んでいた家に立ち寄りして荷物の積込みという順。こういうのを引っ越し業界の専門業界で二箇所立ち寄りと呼ぶそうです。
【参考文献】引っ越しの2箇所立ち寄りとは… | http://www.moritatakashi.com/

そうしてようやく結婚。ん〜、単に実家から出て独り暮らしを始める・・・なんて類の引越しではなく、ある意味かなり人格形成の完成度を左右する内容のような気もします。今の母は、過去の幾度かの引っ越し経験によって作られたのですね。

結婚した父と母

母の事例からもしかり、やっぱり、引越しに人生を重ねてしまうんですよね。うん、引越しはドラマティック。